本日もご来店、お問い合わせをいただき、まことにありがとうございました。
今週23日(祝・金)は、恐れ入りますが、店休日とさせていただきます。年末の慌ただしい時期とは存じますが、ご来店をご希望のお声をたいへん多くいただいており、先日土曜日も非常に多くのご来店にスタッフの手が足りなくなるほどでございました。ありがとうございます。24日(土)は、窓口、お電話対応ともに営業しております。何卒よろしくお願い申し上げます。時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様からお預かり致しましたセイコーのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【セイコー】

「父親の時計で・・・形見になってしまったんですけどね。
譲り受けた当時はなんとも思わなかったのですが、またきれいに使えるようにしたくて。」

と、A様からおまかせいただいたのはお父様の大切になさっていたセイコーのお時計。おそらく60年代前半に購入されたと思われます。A様が譲り受けたのは十年前。まだこのお時計に興味が湧かれず、使わないままでいらっしゃったのだそうです。
時が経つにつれ、文字盤の塗装が浮き出し、少しづつ傷みが表面化してきた頃。オーバーホールも数回実施し、ときを経てからだんだんと愛着を持たれ、ベルトも心機一転、ユニークでお洒落な革ベルトに交換するなど、お手入れをされてきたとのことでございます。しかし、ある日お時計が落とされてしまい、プラスチック風防を紛失されてしまったのでした。よく拝見すれば、針や文字盤がむき出しに・・・このままではいけないと、このたび風防のお取り付けにつきまして、お直しのご相談をいただきました。
また、合わせてインデックスのみをメッキ塗装されたい、というご要望もうかがいました。正直に申し上げますと、かつてそのようなご要望をいただいたことがございませんでしたため、まずは可能であるかどうか、職人さんと相談させていただくこととなりました。可能であれば、お父様の大切なお時計をベースに、A様らしいアレンジを加えた次世代のデザインとなる予感がいたします。このたびはご来店・ご相談いただきありがとうございました。また後日、精査のうえ、お見積もりをご報告させていただきます。【16396】

今日の業務目標

  • 通常業務に加え、経理関係の雑務も溜まってきているため、柴野さんとスケジュールを相談し、計画的にこなします。→朝一番に、柴野さんと相談し、各々のやるべきことを把握しながら簡単なスケジュールを考えました。やるべきことの8割を達成しました。

あすへの引き継ぎ事項

  • 本日受け取り分の、お時計の状態確認および状態撮影を朝一番に行います。着手できかねた部分は、担当者に振り分け明日中に完了させます。

日報作成時間

19:40 -20:20

年末年始休業のお知らせ

誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。

12月28日 10〜13時 短縮営業
12月29日〜1月4日  休業
1月5日〜      通常営業

皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同