時計修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
本日はよくあるロレックスのローター真修理をご紹介致します、よろしくお願いします。
今日のお時計【ROLEX】
弊社にお任せ頂くロレックスの中で、10%の程の確率で、ローター真の交換が必要なロレックスの出会います。
ローター真とは、自動巻きを行う機構のローターと呼ばれる振り子の役割を担う部品の中心に位置する真で、
ローターの固定および、回転軸となっております。
この部分は、自動巻きを行う際は必ず、中心のベアリングと接触している部分でございます為、
ご購入から10年〜15年で摩耗してしまい、不具合を起こします。
不具合も様々でございますが、大きく分けますと2種類がございます。
1、単純に摩耗して、部品が不具合を起こすことによりローターが外れ、自動巻き効率が低下する。
また、部品外れにより、動作が停止することもございます。
2、ローター真に塗布されている機械油が劣化、現象することにより保護できなくなります。
そこに時刻操作を行う際に入る微妙な湿気が付着し、錆が発生し、部品のガタつきや摩耗が発生します。
この影響により、自動巻き効率が低下し、最悪の場合動作が停止してしまいます…
どちらの症状も自動巻き効率に関わり、最悪の場合動作が停止する原因にもなります。
改善には部品の交換が必要でございます。
過去に修正等を行い、修理させて頂きました実績もございますが、一度不具合を起こした部品は、
再度不具合が発生するまでの時間が非常に短いため、おすすめは出来ません。
費用は、お時計に搭載されている機械によりまちまちでございます為、一概には申し上げれませんが、
純正ローター真:15,000円〜25,000円前後の価格の部品でございます。
ロレックスの部品は、年々供給数が少なくなり価格が高騰しております。
特に特殊な部品でございます為、上記金額よりもずっとお安くご提案したいのですが、叶いません…
ゼンマイの持ちが悪くなるなどの症状で、自動巻きの効率が低下しているのでは?と思われましたら、
ローター真が摩耗、錆により不具合を起こしている可能性がございます。
不具合が悪化しますとお時計に甚大な影響を与えますので、是非お早めに修理をご検討ください。
またお困りごとがございましたら、私近藤までご相談頂けますと幸いです。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
11:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
14:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
15:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
16:00 –必要資材の発注を行いました。
17:00 –打ち合わせを行いました。
18:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りが遅れている案件を把握し、ご案内できる様務める。
・再修理でお預かりしているお時計の納期の確認、ご連絡。
日報作成時間
20:00 – 21:00
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