本日も多くのご相談、お問い合わせをいただきありがとうございました。午前中はシステムが使用できかねる状態になり、ご迷惑をお掛け致しました。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様よりお問い合わせをいただいたお電話でのお話をご紹介致します。

今日のお時計【ラドー】

「ちょっと教えて欲しいんですけど・・・。」

お電話でのご対応を担当しておりますと、お時計の修理のこと以外にもご相談をお伺いすることがございます。「◯◯の年代物の時計の、当時の価格はどれくらいだったのか」「◯◯の時計の側面についているボタンの使い方を教えてほしい」などお客様により様々。
先日は、ご自身でお持ちのラドー・ゴールデンホース30石のお時計についてご相談をいただきました。
年代物のお時計とのことですが、裏蓋に刻印されている
・タツノオトシゴの意味
・『WATER SEALD』の意味
を知っていれば教えて欲しいとのことで、お問い合わせをいただきました。恥ずかしながら、刻印の存在は目にしたことがありながらも意味を存じませんでした。些細な事にも疑問を持ち、大切なお時計について詳しく知りたいというお客様の情熱に感服しました。すぐにご回答を差し上げることが出来かねたため、お調べし、職人さんにもご相談致しました。
タツノオトシゴのマークは、お時計のケース裏蓋が本体にしっかりと締め込まれる”ねじ込み式”の構造であるため、防水性に優れていることが自慢のモデルであると表現しているようです。英語ではシーホースとも呼ばれるタツノオトシゴ。ラドーのこだわりを感じます。
『WATER SEALD』については、ラドーなりのこだわりを込めた「防水」の表示なのだろうと推測されます。通常はWATER RESISTなどと表記されますが、表記方法が異なったためお客様が気になられたそうです。お使いいただく上では問題ございませんが、なにぶん歴史のあるお時計とのことですので、経年劣化のため新品ご購入時同等の防水機能がございませんことを加えてお伝え致しました。
当時「王者の風格」というキャッチコピーで販売されていた、ゴールデンホースのお時計。デザインが素敵なお時計です。今後修理が必要になられた時には、またお気軽にお問い合わせいただければ幸いでございます。

「ラドーのお時計は、【ラドーのための修理工房】のページでも受け付けております。」

より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。

https://wr-rado.com/

今日の業務目標

  • 各個人で設定する 6月の目標 を決め、気分一新で実行します。→設定しました。明日からも早速実行します。

今日の業務スケジュール

10:00 – 事務所内の清掃、お客様へ窓口でお出しする冷茶の準備を行いました。
10:20 – 修理を完了したお時計や修理をキャンセルされたお時計のお納め・ご返却の準備を整えました。計18件分の発送を行いました。
15:30 – 休憩を取りました。
16:00 – 窓口にてお客様のご対応を致しました。修理を完了したお時計を1本お納め致しました。
16:30 – 引き続き修理を完了したお時計や修理をキャンセルされたお時計のお納め・ご返却の準備を整えました。
18:00 – 窓口へのご来店日時を伺えていない件、お見積りにお返事をいただけていない件などあらためてお客様へご連絡を差し上げ、確認する作業を行いました。

日報作成時間

19:40 – 20:10

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同