修理工房の近藤です、本日もたくさんのお時計のお預け、ご相談、誠にありがとうございます。
本日は、オリスのお時計をご紹介いたします。宜しくお願い致します。
今日のお時計【オリス】
窓口にてお預かりしました、オリスのお時計でございます。
遅れが大幅に出た後、止まってしまいました、修理はできますか?
早速窓口にて、ご購入された年や、メンテナンス履歴、現在の症状をお伺いしながら、一通り確認いたしましたところ、本日の写真をご覧ください!、裏ガラスに微細な埃のような物がたくさん付着しております。この症状は内部の油が経年劣化で減少、劣化し、充分な歯車の潤滑性が無くなってしまった状態で、お時計を動作させ続ける事で見受けられる症状でして…この埃のような物は、歯車の磨耗した、粉でございます。
お客様のオリスは、裏蓋が透けて見えるモデルでございますので、磨耗や油の劣化状況は、部品が磨耗した粉や、自動巻きローターの動作の重みで判断できる場合もございますが、内部が全く見えないお時計は、なかなか内部の機械油の劣化を感じることは出来ないかと存じます、職人から聞いた油の劣化が始まっているサインを、いくつかご紹介致します。
・1日1分〜3分の遅れが見受けられる。
・自動巻き性能が下がり、ゼンマイの持続時間が短くなったように感じる。
・クロノグラフ機能が備わっているお時計は、プッシュボタンのスタート、リセットに不具合が生じる。
この症状が見受けられる際は、お時計内部の機械油が劣化し始めている事を疑ってください。
もし機械油の劣化でお時計が動作を止めてしまっても、焦ることはありません。まずは無理に動かさない事でございますが、内部部品が衝撃により破損していない、また、内部に水分が入り錆びついていない限り、オーバーホール(分解洗浄)にて再度動作する事がほとんどでございます。もし今ご愛用のお時計が、1日3分の遅れを発生させている場合はオーバーホールをご検討してみては如何でしょうか?
「オリスのお時計は、【オリスのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
今日の業務目標
- 見積を30件以上ご案内する。
今日の業務スケジュール
10:00 – 13:00 -見積作成、ご案内。
14:00 -休憩をいただきました。
15:00 -見積のご案内。
18:00 –19:00 -会議に出席しました。
あすへの引き継ぎ事項
- 見積を30件以上ご案内する。
日報作成時間
21:00
年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。
12月28日 10〜13時 短縮営業
12月29日〜1月4日 休業
1月5日〜 通常営業
皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。
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