修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのご来店、誠にありがとうございました。
本日は、オメガのお時計をご紹介致します、宜しくお願いします。
今日のお時計【オメガ】
本日の夕方、窓口にてお預かりしました、オメガのシーマスターでございます。
お客様は、17年間こちらのシーマスターをご愛用とのこと…今回は、バックルの破損が原因で
使用できなくなってしまい、修理のご相談をいただき、お預かりしました。
また、今回の修理と合わせ、オーバーホール+研磨仕上げを承りました。
まず、ベルトとバックル部分の破損でございますが、
おそらく、ピンパイプが折れてしまい外れている状況でございますので、純正のピンパイプの交換で、
問題なくお取り付けできるかと存じます。しかしバックルの留まりが甘い部分の不具合も発生しており、
こちらは磨耗が原因でございますので、バックルそのものの交換が必要となります。
修理金額と、バックルの状態から、修正or交換をお選び頂きます。
現在、一週間で5分ペースで遅れが発生するとのこと…
最後のオーバーホールから約10年ノーメンテナンスで時を刻んでいるとお伺いしておりますので、
主な原因は、内部の潤滑油である機械油の劣化により、機械油が硬くなり歯車一つ一つに負荷を与え
遅れが発生しているかと存知ます。改善にはオーバーホールを行い、硬くなって機械油を一新することで、
お時計本来の機能と精度を回復させます。
10年前のメンテナンスで研磨仕上げを行い、とても満足したので今回も行いたいと、ご相談頂きました。
お時計を研磨することで、お時計の小傷を取り除くことができます。研磨と言いましてもミクロの単位で
表面を磨く作業でございますので、お時計が小さくなるということは、くれぐれもございません…
深い打痕や、大きな擦り傷を研磨にて取り除く場合は、強く研磨致しますので多少の質量の変化はございますが、
お時計の研磨を熟知した専属の職人が行っておりますので、お時計の綺麗なフォルムを崩すことなく研磨を行います。
また、強く研磨する場合は、お客様と職人に確認し同意を頂いた上、行わせて頂きます。
研磨仕上げは、目で見える部分が綺麗になりますので、
「傷が取れて綺麗になった!新品のようだ」と、きっと満足頂けるかと存じますので、
オーバーホールを行う際は、研磨仕上げをお勧め致します。
※オーバーホールと研磨仕上げをセットで行いますと工程数削減の関係で、お値打ちにご提案出来ます!
大切なお時計をお任せ頂き、誠にありがとうございます。
お客様のお時計は工房で精査中でございます。
「オメガのお時計は、【オメガのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-omega.com
今日の業務目標
・見積りを25件以上ご案内する。
今日の業務スケジュール
13:00 –16:00 -見積りの作成、ご案内。
17:00 -窓口対応
18:00 –19:00 -修理をお任せ頂いたお時計の状態確認を行いました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件以上ご案内する。
日報作成時間
19:00 – 20:00
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