秋晴れの週末、名古屋市は気温もあたたかく、いよいよ行楽シーズン真っ只中でございますね。そこかしこでハロウィンの飾り付けなども見かけることが出来、どこか浮足立つ空気が皆様の気分を盛り上げていることと存じます。本日はジョギングがてらご来店いただくお客様やご家族皆さんで足を運んでくださるお客様などでにぎわう窓口でございました。土曜日の本日も多くのご来店やお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様からお預かり致しましたマークバイマークジェイコブスのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【マークバイマークジェイコブス】

動作が止まってしまい、ご愛用いただくうちに傷んでしまったベルトの交換を含め、修理のご用命をいただきました。
ロゴがぐるりと一周するファッション性が高いデザインで、シックな色合いが素敵なお時計。マークバイマークジェイコブスのアイテムをご愛用のお客様はもちろん、年齢性別問わずここ最近は電池交換など、当工房でもよくご依頼をいただくブランドの一種でございます。
電池電圧の低下による動作の停止のため、このたびの動作不良は電池の交換を実施しクリア。そして、お時計の見栄えに重要な役割を果たすベルトの交換について検討致しました。もともとの革ベルトに近いものを、と職人さんが3種のベルトを提案してくださいました。
社外製品のベルトではございますが、今後さらに長くご愛用いただけるよう、しっかりした素材感で一般的にも多く用いられる牛革をF様にお勧め致しました。名古屋市の当窓口にご来店いただくことが難しいため、お客様には、可能な限り候補に上がったベルトの画像をメールにて添付し、ご覧いただきながらお選びいただきます。このたびF様には、文字盤のお色に合わせた牛革の黒色をお選びいただき、早速新しいものに交換致しました。マットな質感に細かな模様が刻まれた、品のあるベルトがしっくりと見事にマッチする仕上がりとなりました。当初はツヤのある少し大きめな型押し模様であったため、気分転換にもなりますね。オールシーズンお使いいただけますが、汗をかくことも少なく傷みにくい、さらに落ち着いた色味の装いになるこの秋にぴったりなのではないでしょうか。
このたびはご用命いただき、誠にありがとうございました。【20612】

今日の業務目標

  • 土曜営業日となり、17時までの短縮営業となりますが、窓口業務など平素以上に感じの良い接客を心掛けます。→お電話での受け答えをより丁寧に心掛けました。また、補助していただく柴田さんのおかげで、ご来店の集中する時間帯の窓口でも、お客様をお待たせしすぎることなく営業できました。
  • 昨日金子さん、柴田さんにご用意いただいた修理完了のお時計(発送分)をすべて本日ご郵送します。→すべて完了致しました。

来週への引き継ぎ事項

  • お電話でのご連絡が必要なお客様へ、順次ご連絡いたします。
  • 修理が出来かねるお時計について、様々な職人さんにご連絡し、お見積の見解をいただけるようどの職人さんにおまかせするか検討いたします。

日報作成時間

17:30 – 18:00

 

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同