お客様、
株式会社修理工房の今夜のメルマガは、柴野が担当させていただきます。
たいへんな猛暑日が続き、連日のニュースで「命にかかわる暑さ」と注意喚起がなされ、少し気温が落ち着いたと思いましたら、今度は台風12号が急接近してまいりました。
この気候変動の中、皆さま体調はいかがでしょうか。
水分補給のほか、土・日曜日にかけての暴風雨にも、お気をつけください。
暑いと汗をかいてしまいますよね。日中、腕につけていたお時計も、夏場は特に汗や皮脂で汚れてしまいます。
放置しておきますと、湿気や塩分により錆びてしまったり、ネジが固着して外せなくなることもございます。
お時計についた汗をこまめにクロスなどで拭き取っていただくことで、臭いを防ぎ、汚れの蓄積も防げます。
コマの間など細かい部分の汚れが気になる場合は、
弊社にて外装クリーニングを行いますと、快適にご使用いただけると存じます。
さて、この暑さにはクーラーがかかせませんが、気温の差により生じる「お時計のガラスのくもり」につきましてのお話しに、少々お付き合いくださいませ。
お時計の中にも当然、空気が存在します。
そのため、急激な温度差などによりガラス面にくもりが発生することがございます。
一言に「くもり」と申しましても、腕の体温と外気温、室内・車内から外に出た時の気温差、汗などの水分が入ったことによるもの等、様々な要因がございます。
通常、その「くもり」は数分から長くて半日ほどで消えます。
密閉性の高いものほど消えにくいですが、半日以内にくもりが取れれば問題ないかと存じます。
一日から数日くもりが取れなかったり、水滴がついている場合は、お時計内部に水分が入っている可能性が高いため、早急に乾燥作業やオーバーホールが必要となってまいります。
そのようなお急ぎの際は、弊社までお時計を送料着払いでお送りくださいませ。
ガラスクリーニングも行なっておりますので、
定期的なメンテナンスとしてもご利用いただけますと幸いに存じます。
お時計に適した気温は5~35度と言われております。
なおかつ、気温差のあまりないところでのご使用、保管をお勧めいたします。
特に機械式のお時計は気温差によって部品の伸縮に影響し、精度が変わってまいります。
お時計を長らくご愛用いただくために、気温差にもお気をつけください。
株式会社修理工房 柴野
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ブログにて時計修理についての業務日報を掲載させて頂いております。
お手隙の折にご高覧くださいませ。
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