本日もご来店、お問い合わせをいただき誠にありがとうございました。
連休も間近となり、最大9連休の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
名古屋は初日の29日、雨模様のようですが、あとはお天気も味方をしてくれそうですね。
さて、当工房窓口も、連休中は工房がお休みとなりますため店休日を設けております。
お客様にはご迷惑おかけ致しますが、ご来店による修理のご相談、お時計のお引き取りのご予定にはお気をつけいただけますようお願い申し上げます。お急ぎでお引き取りをご希望の場合には、できる限りご対応いたしますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。(オーバーホール等にはどうしてもお時間をいただいてしまいます・・・ご了承ください。)
〜ゴールデンウィーク営業日のご案内〜
4月29日〜4月30日 店休日
5月1日 〜 5月2日 通常営業(10:00~18:00)
5月3日 〜 5月7日 店休日
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様から職人さんから教えていただいたお時計の内部事情をご紹介致します。
今日のお写真【サビの発生したお時計内部(一部)】
「動作が止まってしまった」「水が中にはいったかもしれない」といった状態のお時計は、内部部品にサビが発生してしまっている、ということがよくございます。数十〜数百の金属部品、それも米粒大程度のものやさらに小さいものから構成される精密機械でございますため、水分はときに湿気程度でも大敵となる場合がございます。
中が錆びている、と聞きますと、真っ茶色やえんじ色に変色してしまった部品たちと、全体的にツヤをなくし荒廃した砂漠のようなイメージの内部が想像されませんか。(ちょっと大げさかもしれませんね。)
しかし、本日職人さんに撮影していただいた「サビが発生している」お時計の内部は、そんなイメージとまったく異なるものでございました。これは・・・いったいどこが錆びているのでしょうか?
お写真中央の、歯車の中心にやや茶色みがかったサビがございます。たったこれだけ、と思われるものでございますが、一つ一つがミクロサイズの部品にとっては命とりとなるものなのです。このお写真はもちろん、一部をかなり大きく拡大しておりますから、職人さん方は吐く息で部品が飛んでいってしまいそうな距離で、レンズや顕微鏡を駆使されながらこのサビを見つけ出します。部品の先端がほんの少し錆びてしまうだけで、お時計が動かなくなることもあるのだそう。プロの目でしか見つけ出せない些細な変化は、お時計を長生きさせるためにも早期発見が必要なのでございます。
オーバーホールを行いながら、錆びついた部品は交換し、新品の部品を組み込みながら再組み上げを致します。お時計を愛する皆さまですから、日頃から大切にお取り扱いいただいていらっしゃることと存じますが、内部ではどんな変化が起こっているのかはなかなか知ることができないものです。少しでも変化を感じられたら、いつでもご相談くださいませ。
今日の業務目標
- 到着したメールに対し、即日中に全てご対応差し上げます。→47件完了致しました。
- 今週は土曜営業日がございませんので、週末にやり残したタスクがないよう注意して行動します。→お客様へのお見積りに対するご返答をうかがうため、5件ほどご連絡を差し上げておりました。明日も引続き、実施致します。
あすへの引き継ぎ事項
- 到着したメールに対し、即日中に全てご対応差し上げます。
- 今週は土曜営業日がございませんので、週末にやり残したタスクがないよう注意して行動します。
日報作成時間
19:45 – 20:20
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