修理工房の三島でございます。
本日もたくさんのお問い合わせ、ご依頼いただきまことにありがとうございます。

本日は防水性能の低下についてでございます。

防水性能の低下の原因

アンティークやジュエリー腕時計でなければ、ダイバーズウォッチでなくとも、
防水機能がついている腕時計が多くございます。

日常生活防水〜10気圧防水の場合が多のですが、
この防水性能はお時計の経年劣化とともに、低下いたします。

ご購入するときに防水性能がどれくらいか気にされる方もいるかと存じますが、
使っていくうちに低下していることを気にされる方は少ないかもしれません。

経年劣化する箇所については、裏蓋やリューズの内側に入っている樹脂製の防水パッキンと、金属製のケースや裏蓋部品が多いのですが、ガラスやリューズの劣化が防水性の低下に関わる事もございます。

樹脂製のパッキンはなんとなく経年劣化で潰れたり、弾力性がなくなったりして、隙間ができ水分が入りやすくなるのを想像できる方も多いかと存じますが、金属製の部品が経年劣化により防水性の低下につながるのは予想外の方が多いようです。

金属部品も見た目にはわからなくとも、汚れの不着が原因とした微量の腐食が起こると、微細な隙間ができる事がございます。

また裏蓋の開封時や、使用中にケースが引っ張られたり圧力がかかったりする事により、微妙に歪みが生じる事があり、隙間ができて水分が侵入してしまいます。

ステンレス製のケースや裏蓋は、ぶつけたりすると傷がついたり打痕がついたり致します。
つまり柔らかい素材という事になります。

ケースや裏蓋の劣化による防水性の低下も、復元するには、パッキン同様に交換するしかございません。
しかもこれら外装部品はほとんどが各メーカー専有部品であり、部品単体での販売がほとんどございません。交換修理にはメーカー修理が必要となります。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

今日の業務目標

できるだけ多くとのお問い合わせにご対応いたします。詳しく拝見させて頂きます。
この度はご用命いただきありがとうございます。

今日の業務スケジュール

10:00 – 10:30 – 休業時間中にコールセンターにお電話いただいた方にご連絡いたします。
10:30 – 11:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
11:00 – 12:00 – お見積りのご連絡に対しての返答のご対応をいたします。
12:00 – 13:00 – 無料の梱包ボックスをご用命いただいた方へ発送手続きをいたします。
13:00 – 14:00 – 修理職人へお預かりしたお時計をお渡しいたします。
14:00 – 15:00 –休憩をいただきます。
15:30 –20:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。

明日への引き継ぎ事項

  • お電話、メール、窓口にて寄せられたお問い合わせにお応えいたします。

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2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
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