本日もご来店、お問い合わせをいただきありがとうございました。
あす17日(土)は10時〜17時まで営業いたします。皆さまのご来店をお待ちしております。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お時計の不具合の症状をご紹介致します。

今日のお時計【内部部品のサビ】

どれほど大切に扱われていても、年数を経てメンテナンスが必要となる機械式のお時計。
100以上もの細かな部品が、腕に身につけられるほどの小さなケースに、精密に組み込まれ時刻を刻む様子はとても美しく素晴らしいものでございます。しかしながら、計算されつくした部品の組み合わせの中の一部に不具合が発生すれば、繊細な構造のお時計はその動き自体に影響を受けてしまいます。
とくに、部品に発生するサビは、内部部品のほとんどが金属製のために、錆びた箇所のみならずその粉塵も不具合の原因となります。
サビとは、どのような場合に発生するのか。本体ケースの劣化や、リューズ等の外装パーツ部分からの水分の混入があった場合に多く見受けられます。雨や汗などのあからさまな水分(水滴)のほか、たびかさなる湿気の混入であっても、機械内部で空気と触れあえば、金属へのサビを引きおこします。
また、メンテナンス不足による内部機械油の乾きも、一因を担うようでございます。
広範囲に及ぶサビつきでなくとも、例えば歯車の先端ホゾ部分の、肉眼で見ればほんのわずかなサビでございましても、部品のスケールを考えれば十分な”癌”となり得ます。
それほどに精密で、奇跡的で芸術のような部品機構の数々が、皆さまの愛用されるそのお時計の中で世界を成しているのです。外観からの判断がつきにくいからこそ、長年ご愛用のお時計でしたら数年に一度のメンテナンスをお勧めいたします。

今日の業務目標

  • 昨日の営業時間外〜本日営業時間内にいただいた、すべてのお問い合わせのメールにご対応いたします。→完了しました。
  • お見積りのご案内に長らくご意向をうかがえていないお客様に、確認のご連絡を差し上げます。→本日未完了、あす取り組みます。

日報作成時間

18:45- 19:15

修理工房 石川へのご相談はこちらから

<只今、多くのお問い合わせ・ご依頼を頂いておりますため、順番にご対応させて頂いておりますが、ご返信に3日〜4日間ほどお時間頂く事がございます。ご了承ください。>

(※印がついているものは必須項目です)

ブランド
(分かれば機種名も)
ご相談の内容 ※ 作動しない。クロノグラフ不具合。カレンダーの不具合。時計の遅れ/進み。リューズの破損。押しボタンの不具合。風防/ガラスの交換。文字盤の破損/汚れ。12時位置の針ずれ。針のぐらつき/脱落。ベゼルの傷・破損。ベルトの傷・破損。ベルト交換。オーバーホール。時計外装の研磨。電池交換。ベルトの長さ調整。
保険の使用 保険は使わない。携行品の保険を適用したい。家財保険を適用したい。
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よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

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▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

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私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同