本日もご来店、お問い合わせをいただき誠にありがとうございました。
いよいよ今週末には、名古屋市近郊の桜も見頃を迎えそうでございます。薄桃色の花びらがちらちら美しく散る様を眺めますと、四季の美しい日本に生まれてよかったなと毎年感じております。お花見などのレジャー、新学期・新生活のスタートなどイベントがたくさんございますね。新しいお時計を買い換えるのも良いですが、今大切になさっているお時計のメンテナンスを見直されるのも良いのではないでしょうか。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、ふと気になる、お時計の不思議についてご紹介致します。

今日のお写真【左腕に着ける腕時計】

当たり前のように、腕時計をはめるときには「左腕を差し出す」という方が、圧倒的に多いことと存じます。当たり前に思うと、なかなか気が付きにくいものでございますが、なぜ腕時計は左腕に身につけるのでしょうか。
答えはといえば簡単、「右利きのひとが扱いやすいように造られている」から。
その昔、腕時計が誕生する18世紀までは、人々は懐中時計としてお時計を持ち歩いておりました。ポケットから、チェーンの付いたお時計を取り出し、時刻を確認する動作は(今から考えれば)不便ではあるものの、現在よりもお時計をしっかり持ち、落としたりしないよう、丁寧に扱われていたのでしょう。
しかし、腕に直接身につけられるようになった腕時計は、小型化し、よく動く腕に密着するようになりましたので、ぶつける・落とす・水がかかるなどのほか、精密な機械は腕を振るような動作の衝撃にも、影響を受けやすくなりました。
そこで、できるかぎり負荷がかからぬよう、大多数の方の利き腕でない「左腕」に着けて都合の良いようにデザインされていくのでございます。自然に左腕に身に着けたその腕時計、時刻をあわせたり、ゼンマイを巻く動作もスムーズではございませんか。リューズも、右利きにとって扱いやすいつくりになっておりますね。
現在では、改良されタフなお時計も多く登場し、また左利きの方にも扱いやすいデザインも揃ってまいりましたので、必ずしも左腕に身につけるものではございません。腕時計の歴史が、わたくしたちの“しっくりくる感じ”に名残を残しているとは、なかなか不思議でございます。

今日の業務目標

  • 24421のお客様から、お見積内容につきまして確認のご連絡をいただき次第、工房に指示致します。→本日、ご連絡が確認できませんでした。明日お電話を差し上げます。
  • 24859のお客様へ、お納めの方法を再度確認致します。→同上。
  • 工房およびお客様に向け、長期間進捗のない案件につきまして、お電話・メール・FAXにて確認を致します。→本日は19件中6件確認することが出来ました。明日も引続き実施します。

あすへの引き継ぎ事項

  • お客様から頂いたメールでのお問い合わせにすべて返信し、ご対応致します。
  • 24421、24859のお客様へお電話にてご連絡致します。

日報作成時間

18:10 – 18:50

修理工房 石川へのご相談はこちらから

<只今、多くのお問い合わせ・ご依頼を頂いておりますため、順番にご対応させて頂いておりますが、ご返信に3日〜4日間ほどお時間頂く事がございます。ご了承ください。>

(※印がついているものは必須項目です)

ブランド
(分かれば機種名も)
ご相談の内容 ※ 作動しない。クロノグラフ不具合。カレンダーの不具合。時計の遅れ/進み。リューズの破損。押しボタンの不具合。風防/ガラスの交換。文字盤の破損/汚れ。12時位置の針ずれ。針のぐらつき/脱落。ベゼルの傷・破損。ベルトの傷・破損。ベルト交換。オーバーホール。時計外装の研磨。電池交換。ベルトの長さ調整。
保険の使用 保険は使わない。携行品の保険を適用したい。家財保険を適用したい。
おおよそのご予算
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その他のご要望

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

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とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同