時計修理工房の近藤でございます。
本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
本日は、作成しましたベルトをご紹介致します。
宜しくお願い致します。
今日のお写真【作成したベルト】
弊社は、オーストリアに本社を構える、ヒルシュ社(HIRSCH)の、
代理店でございますので、お取り寄せはもちろん、ベルトのオーダーなどを、
承っております。
オーダー(別作)とは、特殊な形状のベルトや、長さ、お色などの仕様を、
お好みに合わせて、作成するサービスでございます。
牛革の場合は、38,000円(税別)、ワニ革の場合は48,000円(税別)の、
一律金額でご案内させていただいており、納期は2ヶ月前後要します。
※代理店により設定されている金額が異なりますが、弊社は比較的、
安価でご提案ができているかと存じます。
(今後値上げの可能性がございます。)
10月頃からオーダーいただいておりましたベルト3本が仕上がり、
弊社に納品されましたので、現在お取り付け、検品をしております。
その3本をご紹介させていただければと存じます。
1本目は、N様のエベルでございます。
エベルはケースとベルトの接続部分の形状が特殊で、
社外製ベルトは一切お取り付けできませんので、別作にて作成して、
お取り替えする必要がございます。
この度は、純正ベルトと同じような見た目をご希望いただきましたので、
特に仕様変更等をせずに、純粋な複製を行っております。
2本目は、ヴェルサーチのお時計でございます。
こちらは、金属ベルトと革ベルトが融合したようなデザインで、
ネジで固定されているなど、各所、独特な製法でございます。
当然、既存のベルトは適合しませんので、純正ベルトにて交換するか、
この度のように別作をさせていただくかの2択となります
噂によりますと、純正ベルトはすでに廃盤となっているようで、
メーカーでも修理をお断りされてしまうようです。
元々は黒の革ベルトが取り付けられていましたが、
一新して、赤での作成をご指定いただきました。
ステッチも同じように入れることができましたので、
純正ベルトのような雰囲気でご使用いただけると存じます。
3本目も、エベルでございます。
こちらは、比較的小さいお時計でございますが、ベルトの構造は、
特有の形状で、別作するか、純正ベルト交換を行うしかございません。
この度、純正のバックルが故障しており、再使用できませんでしたので、
尾錠で使用できる規格へ変更させていただきました。
以上でございます。
中には、別作(オーダー)でも作成できないベルトもございますが、
おおよそお力になれていると存じます。
この度お任せいただきましたお時計3本のベルトの中には、
金属の板(土台)が入っており、その部品に革を巻き直すような方法で、
ベルトを作成しています。
その為、外したベルトは、どれも抜け殻のような感じになっております。
この部品移植作業は、別途8,000円の費用がかかるのですが、
弊社は、0円(無料)で実施しております。
その分、他店で作成するよりも低コストでお作りいただけると存じます。
納期が長く、金額もそれなりに高額でございますが、
喜んでいただけるベルトが出来上がると存じますので、
メーカーで純正ベルトが廃盤だった、他店でお断りされた、
特殊なベルトで既存品が取り付けられないなどでお困りの場合は、
是非、私近藤まで、お問い合わせください。
ヒルシュ社の公式HPのURLはこちらでございます。
商品ラインナップがずらりと並んでいますので、よろしければ、
一度ご確認ください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積りを整え、ご案内致しました。
12:00 –ホームページのお問い合わせ数を解析し、会議資料の作成。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整えました。
15:00 –見積もりのご案内。
16:00 –職人にお時計をお任せ。
17:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
22:00
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