時計修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日はベルト交換についての話題です。

水・汗に強いベルトについて

5月も中盤に差し掛かろうというところで、地域によっては気温が夏日となる日も出てまいりました。
中には季節によって付ける腕時計を変えるという方もおられまして、そのような話を聞きますとお洒落への気の使い方に感心してしまいます。季節により時計まではいかなくてもベルトを交換するという方もお聞きいたします。夏場は水や水分に強いベルトに変えて、冬場はそうでないベルトに変えるという方です。
革ベルトは水に弱く、金属ベルトは水に強いというイメージでございますよね。潜水を想定したダイバーズウォッチのほとんどは金属ベルトでございます。

水に強いベルトは、金属ベルトの他にラバーベルトやセラミック製ベルトがございます。
セラミック製ベルトは時計に元からついているもの以外の交換用ベルトではあまり販売がないので入手が難しいかもしれません。
金属ベルトについては、特に高級時計については時計の本体に合わせて作られており、金属ベルト自体が高額となっているため、交換用の社外製ベルトがあまり作られていないという事情があり選べる幅が限らております。
そしてラバーベルトですが、こちらも高級時計向きのものはあまりラインナップがございません。

水・汗に強いベルトに交換したい場合、種類の少ない金属ベルトやラバーベルトから選ぶしかないのか…と思われるかもしれませんが、そこで1つ、水に強い革ベルトというものがございます。
おもて面はラバーで出来ており、うら面の肌に当たる部分がラバーで出来ていたり、革ベルト全体がラバー加工されているものがございます。ベルト幅によってはカラーのラインナップも多く夏用のベルトとして候補に加えてみてはいかがでしょうか。

冒頭、金属ベルトは水に強い。と申しましたが、金属ベルトでも注意が必要です。場合によってはコマやケースとの接続部がサビてしまうことがございます。水分に含まれた不純物がついたままになりますと、それを元にベルトを接続しているピンやネジからサビてしまったり、不純物が固まって固着したりします。そうなりますと、ベルトをケースから外せなくなったり、長さ調整ができなくなったり、破損して部分修理ができなくなったりする恐れがございます。
不純物というのは、汗や海水に含まれた塩分、川の水に含まれた土、手を洗ったりシャワーを浴びたりする際の石鹸の成分などでございます。
金属ベルトが濡れてしまった場合もそのままにせず、水分をふき取るなどお手入れをおすすめいたします。

今日の業務目標

  • できるだけ多くのお客様にお見積りをご案内いたします。

今日の業務スケジュール

10:00 – 14:00 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたしました。
14:00 – 15:00 – 休憩をいただきました。
15:00 – 19:00 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたしました。

明日への引き継ぎ事項

  • お客様へお見積りをご案内いたします。

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2021年6月17日(木)
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