修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日は腕時計の金属ベルトのお話をご紹介いたします。
金属ベルトのお話
写真のようなよく見る金属ベルトは「コマ」が繋がって出来ていますが、そのコマをつなげている部品が「ピン」と「ピンパイプ」でございます。コマの中にピンパイプが通り、その中にピンが通り、コマとコマとつなげておりますので、コマが同士がスムーズに動くのでございます。何らかの原因によりコマとピンが外れてしまうと、ベルトは外れてしまうのでございます。
問題は外れてしまうコマの場所でございまして、コマの横に穴が開いているものと開いていないものがございます。開いているものは「調整コマ」と言いまして、ベルトの長さを調整するためのコマでございますので、足したり外したりする事を想定して作られたコマでございますが、穴が開いていないものは、外す事を想定して造られていませんので、一度は外れてしまうと再度取り付ける事が困難な部品でござます。場合によっては、1箇所が外れてしまったが修正ができずベルトを丸ごと交換しなければいけない場合もございます。
外れてしまう原因は様々で落下などの衝撃のほか、長年使用したため部品同士が擦れてできた摩耗や、普段の使用でベルトにかかる負荷、時計ケースの重量が重いためベルトにかかる負担が原因になる事もございます。
一般的に革ベルトより長持ちし、丈夫なことから人気の高い金属ベルトでございますが、それでも経年劣化はあるという事を覚えて頂ければと存じます。
今日の業務目標
- お時計の到着を迅速にお客様にご連絡いたします。
今日の業務スケジュール
10:00 – 13:30 – 到着したお時計の確認と到着の旨をお客さまに報告いたしました。
13:30 – 14:30 – 修理が完了したお時計をお客さまにお返しする準備を行いました。
14:30 – 15:30 – 休憩をいただきました。
15:30 – 19:00 – お客さまにお見積りのご案内をいたしました。窓口やお電話でお問合わせいただくお客さまのご対応をさせて頂きました。
明日への引き継ぎ事項
- お時計のお受付の他、修理の完了したお時計の納品、お見積りのご案内を行います。
日報作成時間
19:00
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