本日も、雨の中ご足労頂いたり、お忙しい中お電話にてご相談をいただきありがとうございます、修理工房の椙山でございます。

今日のお時計【ヤコブ・イェンセン】

薄い、スカーゲンを彷彿とさせるデザインのお時計でございます。自分へのご褒美にご購入されたとの経緯をお話くださり…といいますか、私がいつも身につけている時計のことでございます。大変失礼いたしました。

「ラバーベルト」は、付着した汗や垢をこまめに拭かないと、硬くなって切れてしまったり割れてしまったりするそうです。当方でも交換用のラバーベルトを幾つか用意しておりますが、私が使っているヤコブ・イェンセンの時計のように、ケースの形が特殊で、おなじようなベルトの流通がないと、交換が出来ないこともございます。(写真をご覧になるとおわかりいただけるかと存じます)

別のスタッフが対応したあとで職人に伺いましたが、

「変わってる形だから、購入したお店で直接聞いたほうがいいかもね…つくろうと思えば一応作れるけど、機械で作るわけじゃないから、微妙な歪みとか亀裂ができて、簡単に切れちゃうかも。頑張らないといけない割に強度が弱いからおすすめできないよ」

とのこと。

梅雨、夏と、水分に触れる機械の多い季節が訪れますので、気をつけて使用しなければなりません…。それかもしくは、ステンレスベルトの時計を探すか…でございます。

今日の業務目標

  • 他事に気を取られないよう、優先順位を決め、順番に対応する
    →見積の作成の最中に、完了品の発送に着手してしまったものの、本日中に案内すると決めたものは本日中に全てご案内できました。

今日の業務スケジュール

10:00 – 新規のご相談やお困りの症状への返信
11:00 – ご相談頂いたお品物の鍵の解錠のため、鍵修理の業者様と連絡、その後にお客様へ連絡
12:00 – お昼休憩、外食チェーンはどこも混雑していて入れませんでしたので、コンビニでパスタを購入することと相成りました。
13:00 – 見積の作成に専念いたしました。
15:00 – 見積に添付する図の作成と送信
16:00 – 修理が完了した旨の連絡
17:00 – ご入金状況の確認
18:00 – メールへの返信
19:00 – 身の回りの整理

あすへの引き継ぎ事項

  • 木曜日に予定されている定例会議のために資料を作成いたします。
  • 職人さんご来訪…本日はご都合が悪くいらっしゃいませんでした。
  • O様(愛知県)、M様(大阪府)へ見積の再連絡、青色のお品物のお客様へ連絡。

日報作成時間

19:40 – 20:00

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



アバター画像

この日報は、 椙山【時計修理工房】が執筆しました。

小さい頃から音楽や美術が好きで、それが高じ、大学はデザイン学部に入学。色彩感覚を養ったり、美術史や画像の加工方法を授業で学び、作曲や音響学を専攻する研究室で「図形楽譜」について造詣を深め、「DTM(作曲をおこなうソフトウエア全般)のグラフィカルユーザインターフェース」と「図形楽譜」は、どこでどう関連できるのか、今後どう関連していくか…等について研究しておりました。この大学卒業までの24年間、自分の好きなことにかまけてしまい、他人を思いやる気持ちや信頼を築く大切さを理解できませんでした。時計修理工房で、自分に欠けていたそれらを養わんとばかりに、日々研鑽しております。よろしくお願いします。

椙山【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同