こんばんは、時計修理工房の椙山でございます。

近頃、別の業務にあたっており時計修理工房のブログに顔を出せず、申し訳ございません。本当に、稀に、1日1〜2回ほどの頻度でお問い合わせのお電話に出るレベルでございます。ベルトのお直しのご相談を多く承りますので、ベルトの破損でお困りのお客様が多くいらっしゃるのかな?と感じておりますが、本日は、「長く保管してて久しぶりに出したら動かない、リューズが巻けない」という、ご相談を伺う限りではまさに「オーバーホールで改善ができそう」なご相談にお答え出来ました。

福井さん、石川さんの電話でのご対応をそばで聞く限り、機械式のお時計がどういう仕組で動いているのか、を詳しくご存知でないお客様が増えているようにも感じます。贈り物だったり、中古でご購入されたり、思わぬ様々な理由が垣間見えます。本当に稀ですが機械式であることを知らずにご購入なされ、ずっと電池式だと思っていた…という事例もございますね。

そういった知識の面でもお力になれるよう、時には職人さんからお知恵を借りたり、時には書籍から、時にはインターネットに流布している「情報」様々なユーザーの「価値観」を参考に、プロフェッショナルとしても頼っていただけるように日々研鑽しております。まだまだ未熟ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

今日の写真

お見苦しい写真で誠に申し訳ございません。まずお詫び申し上げます。

本日はプリンターの調子が悪く、ヘッドクリーニングをしても綺麗に書類を印刷できませんでした。何が原因か…カバーを開けてみると、大量の書類を印刷していくうちに蓄積されたであろう、なんとも見事なマーブル模様が!いや、要は汚れなんですが…。

しかし。こんな姿になってまで、一生懸命印刷をしてくれていたんですね…感謝の気持ちと、長らく掃除をしていなかった謝罪の意を込めて、外せる部品は全てはずして、時計のベルトにも用いているクリーナーで簡単にクリーニングしました。

 

 

(結局、印刷の調子は改善できませんでした。)

今日の業務目標

  • 時間を有効に使うために、早くできることはできる限り早く行い、慎重におこなうべきことに多く時間を費やしたい。
    →有効に時間を活用できず、慎重に行うべきところで過誤を産み、多くの方々へご迷惑をお掛けしてしまったかと存じます…この課題には度々躓いており、自分の不得手であると自覚をセざるをえません。ただ出来る限り同じようなことを起こさぬように、出来る限り、出来る限りではありますが尽力します。

あすへの引き継ぎ事項

  • 午前中から、たてこむであろう15時前後まで修理工房に不在です。
  • リダンを得意とする職人さんのご来訪があるかも、です。

日報作成時間

21:20 – 21:30、22:30-22:40

 

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 椙山【時計修理工房】が執筆しました。

小さい頃から音楽や美術が好きで、それが高じ、大学はデザイン学部に入学。色彩感覚を養ったり、美術史や画像の加工方法を授業で学び、作曲や音響学を専攻する研究室で「図形楽譜」について造詣を深め、「DTM(作曲をおこなうソフトウエア全般)のグラフィカルユーザインターフェース」と「図形楽譜」は、どこでどう関連できるのか、今後どう関連していくか…等について研究しておりました。この大学卒業までの24年間、自分の好きなことにかまけてしまい、他人を思いやる気持ちや信頼を築く大切さを理解できませんでした。時計修理工房で、自分に欠けていたそれらを養わんとばかりに、日々研鑽しております。よろしくお願いします。

椙山【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同