修理工房の三島でございます。
本日も多数のお問合せ、ご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。
9月に入りましたが、時計修理工房の本社窓口がある名古屋は、未だ猛暑日でございます。
本日は、BULOVA(ブローバ)のご紹介です。
こちらのブログでは毎日1本ずつ、お時計を紹介させて頂いておりますが、
こちらに紹介させて頂いているお時計は、全てではございません。
お預かりした中のごく一部でございまして、
実際には1日に20〜30本ほどのお時計をお預りしております。
その中から1本を選んで日報に掲載させて頂いております。
日本全国からご郵送にてお預かりしておりますが、
愛知県名古屋市西区の店舗窓口で直接のお預かりも行っております。
今日のお時計【BULOVA(ブローバ)】
ブローバの自動巻のお時計をお預りしました。
1870年代にアメリカで宝飾店としてスタートしたのがブローバの起源だそう。
1910年代に時計を製造を始め、時計メーカーとなりました。
その後、創業者のブローバが発明家としての面も持っていたこともあり、
世界初の音叉の振動により精度を作り出す「音叉時計」を発明します。
音叉時計はそれまでのテンプ式の調速機よりも圧倒的に精度が高く、
世界から注目され、他のいくつかのメーカーもブローバと技術提携をして音叉時計を開発しますが、
約10年後にはセイコーが、音叉時計よりさらに精度が高く安価なクオーツ時計を登場させて、
ブローバの音叉時計の歴史は終わりを告げます。
ブローバは音叉時計で世界を圧巻した際にブランドマークを音叉の形に変更します。
そして、今でもブローバのマークは音叉の形をしています。
ご要望
オーバーホールを希望します。
この度は大切なお時計をお任せいただきありがとうございます。
自動巻きのお時計のオーバーホールのご相談を頂きました。
内部を点検したところ、油脂の劣化および微細なホコリなどの異物の混入により
内部の機械の動きが低下していますので、オーバーホールが必要でございます。
工程としましては、内部の機械を全て分解し、部品一つ一つに付着している劣化した油脂や汚れ、細かい塵埃を除去いたします。
その後、お時計内部の部品同士の摩耗を減らすための新しい油を、部品ひとつひとつ丁寧に挿し直しながら組み直し作業を致します。
オーバーホールのために部品を全分解してみなければ、
奥の方にある部品については、細かく拝見する事ができかねます。
オーバーホールの最中に、部品の劣化や破損が見つかる事もございます。
その場合は、部品交換の再見積もりをさせて頂くこともございます。
組み上げができましたら、動作確認を行います。
巻き上げが正常に行えて、ゼンマイの持続時間は問題ないか、
精度は時計がどの姿勢でも出ているかなど、確認しまして
調整を行って行きます。
この度は、ご用命いただきましてありがとうございます
【お見積もりにつきまして】
現在、大変多くご利用いただいておりますため、順番にご案内しておりますが、
お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。当工房で、修
の料金表を定めておりません。すべてのお時計をお預かりし1つ1つ拝見してお見積りをさせて頂いております。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
今日の業務目標
できるだけ多くとのお問い合わせにご対応いたします。詳しく拝見させて頂きます。
この度はご用命いただきありがとうございます。
今日の業務スケジュール
10:00 – 11:00 – 休業時間中にコールセンターにお電話いただいた方にご連絡いたします。
11:00 – 13:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
13:00 – 14:00 – お見積りのご連絡に対しての返答のご対応をいたします。
14:00 – 15:00 – 無料の梱包ボックスをご用命いただいた方へ発送手続きをいたします。
15:00 – 16:00 – 休憩をいただきます。
16:00 – 20:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お電話、メール、窓口にて寄せられたお問い合わせにお応えいたします。
日報作成時間
20:00
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