修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
台風が過ぎて雨が落ち着き、再び猛暑が猛威をふるっている日本列島でございます。
幹線道路と高速道路が近くにある名古屋西区の窓口周辺はとても暑い日でございました。
本日はPANERAI(パネライ)ご紹介です

今日のお時計「PANERAI(パネライ)」

本日はパネライのクロノグラフのお時計をお預かりいたしました。
ベルトのつなぎ目の部品が外れてしまったとのこと。ベルトからネジピンが飛び出してしまっている。
外装の研磨仕上げをご依頼いただきました。

ベルトのつなぎ目の部品につきましては、破損の仕方により修理が異なってまいりますので、そちらの確認から入らせていただきます。
ベルトのピンの飛び出しについては、単純に入れ直しが可能な場合と、ピン自体の不具合により交換が必要な場合がございますので、まずは入れ直しが可能か確認させていただきます。

外装の研磨に仕上げにつきましては、研磨する範囲により金額が多少上下すること。また研磨のためには、けースから内部機械を取り出してケースのみの状態で研磨する必要がございます。
研磨機の振動などで内部機械に不具合が出てしまうためでございます。ケースから機械を問題なく取り出せる事ができるか、ベルトを取り外す事ができるかなど確認させていただきます。

鏡面部分が多いお時計ですと、少しの傷も気になってしまうものでございます。研磨仕上げは外装のステンレスをピカピカに磨きあげて新品に近しい輝きを取り戻す事が可能でございます。
研磨ができるのは基本的にステンレス素材で、チタン素材やセラミック、木製、メッキの素材は研磨を行う事ができません。
またあまり細かい造りや彫刻・刻印については、薄くなってしまうため研磨ができない事がございます。
とくに注意すべきは文字が書かれているベゼルです。研磨すると文字が消えたり薄くなったりいたします。また文字は書かれている溝自体も薄くなってしまうため再度薄くなった文字を再度書き直す事もできなくなってしまうため、ベゼルの研磨ができない場合がございます。
またスレンレスであっても時計のタイプが古く金属素材が劣化し弱っているものも研磨が行えない場合がございます。

この度はご用命いただきありがとうございます。

 

「パネライのお時計は、【パネライのための修理工房】のページでも受け付けております。」

より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://wr-panerai.com/

 

今日の業務目標

  • できるだけ多くのお客様にお見積りをご案内いたします。

今日の業務スケジュール

10:00 – 12:30 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。
12:30 – 13:30 – 休憩をいただきました。
13:30 – 14:00 – 修理職人へ修理の必要なお時計をお渡しする手配をいたします。
14:00 – 19:00 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。

明日への引き継ぎ事項

  • お客様へお見積りをご案内いたします。

日報作成時間

20:00

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この日報は、 三島 【時計修理工房】が執筆しました。

スタッフの三島です。 時計修理工房の三島でございます。よろしくお願い致します。 わたくしは、ウェブサイトやメールでの修理のご依頼や、お問い合わせについて 回答させて頂く業務や、公式ウェブサイトの運営業務を主に行っております。
 愛用されているお時計が、壊れてしまったり、傷ついてしまったりすると、 ショックを受けられる事もあるかと存じます。そんな中で、インターネット経由で 腕時計の修理のご依頼する際は不安もあるかと存じます。 少しでもご安心いただけるよう、分かりやすく丁寧な回答ができるよう心がけております。 お客様の想いの詰まったお時計をいつまでも快適にお使い頂けるよう、お力になれば幸いでございます。 
世界の歴史や文化、美術に触れるのが好きであるため、 世界中のお時計の持つストーリーを伺う事ができるのを楽しみにしております。 時計産業の聖地、ジュネーブにも赴きたいですね。

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私たち時計修理工房は、
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とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同