修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお時計をお任せ頂き、誠にありがとうございます。
8月は、全国的に見ても花火大会が催される地域が多いかと存じます。花火が綺麗に咲いた瞬間に【たまやー】または【かぎやー】という掛け声を耳にすることがありますが、この【玉屋】【鍵屋】は、江戸時代に名を馳せた花火師の屋号のことで、観客が綺麗な花火が上がるたびに、その花火を上げた花火師の屋号を呼び叫んだと言われております。ちなみに私は、8月14日に催される、濃尾大花火を観覧して見たいと存じます。
本日は、ダイバーズウォッチのガラスをご紹介致します。宜しくお願いします。
今日の写真【ガラス】
ダイバーズウォッチはその名の通り、潜水する際に使用されることを前提に設計されたお時計でございます。
防水性能はお時計により異なりますが、200m〜300m防水の性能が備わっているお時計は、潜水用防水。500m〜1000m以上の防水性能が備わったお時計は、飽和潜水用防水と分類されます。
ダイバーズウォッチのガラスを初めて見た時は、想像よりも分厚いイメージでございました。
また、交換を行ったガラスをお客様にご覧頂きますと、「こんなに厚いの?」と聞かれる事も多々ございます。
写真のガラスは200m防水のSEIKO製ガラスでございますが、3mm程の厚さがございまして非常に頑丈です。
さて、防水機能を高める為にはこれ程の厚さが必要なのでしょうか?詳しい職人さんに聞いて見ました。
Q:ダイバーズのガラスはどれも、こんなに分厚いのですか?
A:私も最初はそう思いました、それはセイコーのガラスですよね?特に分厚いと思います。実際にはもう少し薄いガラスが使われているダイバーズのお時計も多いですが、潜水時の不可や、岩などにぶつけてしまった時の負荷を考えてその厚さに設計されているのでしょう…ちなみに工房にある防水検査機は安全を考慮してMax:300m防水の検査までしか行いませんが、ガラスに傷がついていたりしますと、300m以上の防水性能が備わったお時計のガラスでも稀に、負圧の耐えれない場合があります。その場合はガラスは粉々に割れてしまいますので、責任を持って新品に交換を致します。(規定内の防水性能に耐えられない可能性がある場合はそこまでの負荷は掛けません)ダイバーズのガラスは分厚さが必要です。
高い防水性能が備わったお時計は、お時計のケースも分厚く、裏蓋なども特殊な構造をしているモデルが多いです、これ程の防水性能は日常の使用では必要が無いかと存じますが、許容範囲の広さは安心感が違いますね。
弊社では、ダイバーズウォッチのガラス交換及び、防水検査を行っております。
防水性能が気になる方は是非お任せください。責任を持って修理させて頂きます。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
12:00 –お問い合わせデータを元に会議資料を作成しました。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
15:00 –担当の職人に修理状況の確認を行いました。
16:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
17:00 –会議に出席しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
21:00 – 21:49
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