本日お客様より、メールにて私たちのブログを御覧いただいたというご報告をいただきました。日々更新を続ける日報を兼ねた当ブログですが、お客様のお時計をご紹介させていただいておりますので、御覧頂いていることを大変嬉しく思います。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告致します。

今日のお時計【グリモルディ】

シルエットが特徴的なグリモルディのお時計です。名古屋市のK様より、リューズのお取り付け修理にてお預かりしておりました。
取れてしまったリューズをご同封いただきましたが、残念ながら破損が見つかりました。そこで、職人さんの用意してくださった別のリューズをお取り付けることになりました。合わせて、リューズと内部で繋がっている巻真と呼ばれる部品も交換致します。

「取り付けるとしたら、ちょっと小さなリューズになるね。」

相談した時の、職人さんのこの言葉がやや引っかかりました。特徴的な、大きなお時計のケースに似合うのだろうか、と。
しかし、本日職人さんよりお納めいただいた修理完了後の姿は、小ぶりなリューズが馴染み、すっきりとしたフォルムに変身しておりました。リューズ操作も問題なく、代替部品のご提案でとても良い修理ができたかと存じます。
K様の腕元で、きっとまた元のように活躍することを思い描き、さっそく本日ご郵送にてお納めの準備を完了致しました。

今日の業務目標

  • デスクの周辺を物で散らかさないようにし、お時計を扱う時にはデスクをよりきれいな状態にする。→研修に来ていただいた方にもデスク周辺を見られているという緊張感のもと、使ったものはすぐ片付けるよう心掛けました。お時計をデスクに置くときは特に周辺をきれいにしました。

今日の業務スケジュール

  9:50 – 窓口、事務所内の軽い清掃を行いました。
10:10 – 平野さんに経理業務等の引き継ぎ事項を教えていただきました。覚えることがとても多いので、日々実践しながらまた教えていただきます。
11:00 – 本日到着の梱包パック13件の開封と受付作業を完了いたしました。それぞれを、どの職人さんのところに持ち込むかを検討しました。
13:00 – 窓口にて、お客様の修理のご依頼を1件承りました。
15:00 – 休憩を取りました。
16:00 – お見積りのご提供後、お返事を検討いただいているお客様に再度ご連絡をいたしました。また、職人さんより受け取りの修理完了品の、お客様へご連絡・発送を6件以上行いました。研修に来られた方に作業を紹介し、補助していただきました。
20:30 – 当ブログの方針や現状について報告を受け、皆で提案などしました。

あすへの引き継ぎ事項

  • 修理が完了して、現在お時計の精度を観察中の10214、13204を最終チェックし、お客様にお納めする準備を行います。
  • 本日職人さんより受け取ったお時計の8件を、お客様にご連絡しお納めする準備を行います。
  • 平野さんに、経理業務の引き継ぎ事項を引き続き教えていただきます。

日報作成時間

20:40 – 21:30

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



アバター画像

この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同