お早うございます、時計修理工房の平野です。昨日は電話やメールにて、普段より多くのお問い合わせをいただきました。日報のご報告が遅くなり、大変申し訳ございません。「本格的な夏を迎える前にお気に入りの時計を直しておきたい。」「梅雨時期の湿度にて愛用の時計の調子が悪くなってしまった。」など、この時期ならではのご相談をお寄せいただいております。

修理の内容によっては1ヶ月以上お時間を頂戴する場合もございますので、何かお困りのことがございましたら、ご相談、お見積りのみでも結構でございますので、遠慮なくお問い合わせ下さいませ。

今日のお時計【グッチ】

昨日は弊社窓口までお越しくださいました職人のN様に、電池交換の作業工程を見せていただきました。

慣れた手つきでドライバーをくるくる回し、裏蓋を開け、電池を入れ替える。言葉で言ってしまえばそれだけの修理ではございますが、電池や工具、お時計の部品ひとつひとつを手早く丁寧に扱う熟練の御業を目の当たりにし、心の何処かで電池交換を「簡単な修理」と考えていた自分が恥ずかしくなりました。

下記は、私ども時計修理工房が電池交換のお問い合わせをいただいた際にご案内差し上げた過去のメールからの引用でございます。

私ども時計修理工房は、ご依頼いただくお時計を拝見し、問題箇所を把握した後に修理の方法、および費用の見積もりを的確にお伝えするように努めております。この一見すると無駄にも見える行程は、結果として、お客様に無用な出費を頂く事のないように、必要な工数と金額を都度お伝えするための取り組みとしてご理解ください。

お問い合わせ頂きました電池交換につきましても、テストバッテリーを入れ、一旦蓋を閉じたあとで、正常な防水性が保たれているか、電池の消費量は正常か、精度に狂いがあるか否か、合わせて確認を行わせていただきます。

これまでは、見よう見まねで電池交換を行っていた自分の時計の電池交換作業。次回は是非とも職人に任せて、作業の流れを拝見させて頂きたく存じます。

日報作成時間

10:00 – 10:15

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 平野 【時計修理工房】が執筆しました。

こんにちは、時計修理工房の平野です。愛用の時計はラドーのゴールデンホースでございます。僕が生まれるずっと前から受け継がれ、愛用されている。そんな物語を感じさせるようなアンティークのお時計が好みでございます。

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私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同