時計修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日はORIS(オリス)のご紹介です。
今日のお時計【ORIS(オリス)】
裏ぶたのガラスが経年により劣化、また裏ぶたを留めているネジが錆びついており、
裏ぶたの密閉性が失われている状態でございました。
この状態ですと防水機能が低下して、内部に水分が侵入してしまう状態でございます。
内部を拝見すると、内部に水分の混入による錆びが発生してしまっている状態でございました。
そして機械油の劣化もみられます。
オーバーホールを実施いたしまして、内部の錆びを取り除くため、
部品の洗浄、新しい機械油をつけながらの再組み立てを行いました。
部品の洗浄は、手作業と機械を使用して行います。
部品の点数は100点以上あり、また小さな部品も多くございますので、
とても慎重を要し、時間がかかる作業となります。
今回は、交換部品がメーカーより供給されない部品でございましたので、
オリスのメーカーにお時計をお渡しいたしまして、
メーカーの工房で修理する事になりました。
オリスのメーカー修理でございますが、
オリスの日本国内代理店はユーロパッションになっておりますので、
ユーロパッションに修理していただきました。
ユーロパッションは、オリスの他にも、ユーボート、ユンハンス、
ジェイコブ、エポス、アクアノウティック、グリモルディなどの国内代理店となっております。
このような国内代理店の企業は、本国のメーカー本部と契約して、
正規代理店としてお時計を輸入・販売しております。
メーカーのよっては、時に代理店が変わる事がございまして、
そうなりますとメーカー修理の出し先が変わりますし、
メーカー修理の価格も変わってくる事がございます。
また代理店が変わったタイミングで
古いモデルのサポートを終了してしまうということもございます。
メーカーで修理を行う際に、国内メーカーはどうなっているか
注意するポイントかもしれません。
このたびはご用命いただきありがとうございました。
「オリスのお時計は、【オリスのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
今日の業務目標
- メールや電話でのお問い合わせの対応をいたします。
今日の業務スケジュール
10:00 – 12:30 – メール・電話にてお問い合わせのご対応をいたします。
12:30 – 13:30 – 休憩をいただきました。
13:30 – 14:00 – 無料の梱包ボックスをご依頼いただいたお客さまへ発送いたします。
14:00 – 19:00 – メール・電話にてお問い合わせのご対応をいたします。また窓口に来店させたお客さまのご対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お問い合わせのお客さまへ的確なご案内をいたします。
日報作成時間
20:30
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