時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。8月1日は「水の日」水の週間の始まりでございます。多くの水を使う8月に、節水を呼びかけ、水資源の有限性や開発の重要性への関心を高めるため、昭和52年に制定されました。普段は何気なく使われている「水」について、意識してみる良い機会と存じます。
さて、本日は オリスのオーバーホールをご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。
今日のお時計【 ORIS 】
無料梱包パックにてお預かりしましたのは、自動巻でシースルーバックの「アンチマグネチック」=お時計を磁気から守る構造を持ちます。
12時位置にデイトがある特徴的なデザインで、どのようにも馴染む落ち着いた色合いとアンティークな雰囲気。ぷっくりとした風防が素敵なお時計でございます。
10年前に購入、針ズレあり、メンテナンス履歴なし。
お時計を拝見しましたところ、内部の油脂の劣化や固着、粉塵などの汚れがございましたため、針ズレ補正に合わせてオーバーホールのご提案となりました。今回は針ズレ補正のみの部分修理も可能でございますが、部分修理の場合、修理後の動作の保障は一切致しかねます。
S様にはオーバーホールにて修理進行のお返事をいただき、さっそく職人に任せて、内部の機械を全て分解し、部品一つ一つを丁寧に慎重に掃除したのち、お時計内部の部品同士の摩耗を減らすため、新しい油を丁寧に挿し直しながら、パッキン交換含むすべての部品の組み直し作業を行いました。合わせて針の補正作業を行っております。
全て手作業で一人の職人が行いますため、長らくお時間をいただきましたが、正確な時刻を刻むように精度の調整も行いました。
今回のメンテナンスにより、S様の大切なお時計もこの先長らく快適にご愛用いただけるものと存じます。
お時計の最終チェックが完了しましたのち、S様にメールにて修理完了のご報告を差し上げました。この度も大切なお時計をお預けくださり、誠に有り難うございました!ご来店をお待ちしております。
現在、大変多くご利用いただいておりますため、お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
「オリスのお時計は、【オリスのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
時計修理金額の概要
- オーバーホール
今回の修理金額は3万円台でございました。
※お時計のモデルや修理内容により金額は変動いたしますので、まずはお見積もりをご依頼ください。
お見積もりまでは無償でございます。(お返しの送料はご負担いただいております。)
今日の業務目標
- 慎重に完了品チェックをし、お届けまでのフローをスムーズに行います。
今日の業務スケジュール
10:00 – 窓口でのお引き取りのお時計の準備。電話応対。
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
本日発送します修理完了しましたお時計の伝票発行、発送準備。
14:30 – 休憩をいただきました。
15:20 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
届きました修理完了のお時計の仕分け作業。電話応対。
各職人に修理完了予定納期の確認リスト作成。
19:00 – お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
日報作成時間
15:45 – 16:20
35623
コメントを残す