時計修理工房の近藤でございます、本日もたくさんのお時計をお任せ下さいまして、誠にありがとうございます。
本日は、オメガのお時計のオーバーホールをご紹介致します。宜しくお願いします。
今日のお時計【OMEGA】
この度お任せ頂きました、オメガ・シーマスターは、
2016年にもメンテナンスさせて頂いたお時計でございます。(再度、ご依頼を頂きました。)
大切なお時計を再度お任せ頂き、誠にありがとうございます。
この度は、電池の交換と合わせ、オーバーホールをご希望下さいました為、
動作確認や、内部機械で使用される機械油の状態の検査や、消費電流の検査等々行いましたところ、
大きな問題ではございませんが、機械油が減少傾向にありました為、オーバーホールをご提案させて頂きました。
本日全ての作業が完了し、お時計はリフレッシュされた状態で、工房窓口に戻りました為、
修理完了のご報告と共に、お客様の元へお納めをする準備を完了致しました。
お預かりより、29日間と長らくお時間を頂きました。
大変お待たせいたしました、お手元に戻るまで今しばらくお時間を下さいますようお願い申し上げます。
クォーツのお時計は、オーバーホールのタイミングが難しいかと存じます。
W様のように、電池交換毎にオーバーホールをご希望なさる、お客様もお見えになりますし、
ご購入から20年、30年ご使用いただいても現在不具合が発生していないから、オーバーホールは考えていない、
と仰るお客様もお見えになります。
そして良く以下のご質問頂きます。
【次のオーバーホールはいつ頃するのがいいのですか?】
これがとても難しいご質問でございます…
クォーツのお時計にも内部に機械油が使用されております。
この機械油が劣化したり、減少すれば、お時計に負荷が掛かり、遅れが発生したり、止まりの症状が現れます。
また回路と呼ばれるお時計の動作を、制御している部分に負荷が掛かることで、
発生する動作の不具合や、消費電流が高くなり、電池の消耗が早くなる症状もございます。
しかしこの症状は、2、3年で発生する場合もございますし、30年、40年発生しないお時計もございます。
その為、クォーツのオーバーホールの目安としてお考え頂きたい幾つかのポイントを3つ、お伝えしております。
・電池があるのに、遅れ、止まりが発生する。
・寒いところに置いておくと動作が停止する。
・電池の消耗が早い。
この3つが、オーバーホールが必要となるクォーツのお時計で多い症状でございます。
私は、症状が出てからオーバーホールに出すタイプでございます為、オーバーホールを先延ばしにしがちですが、
2回、3回電池交換をしたら、オーバーホールに出すなどの目安をお決めいただくと良いでしょう。
弊社は、電池交換の際にも内部の検査を行います為、
オーバーホールが必要の場合は、ご提案させていただくように心がけております。
1点、ご注意を!
クォーツのお時計は、電池が切れますと、電池が液漏れを起こす場合がございます。
その為、電池が切れたらすぐに交換していただくか、電池を取り外し、ご保管ください。
「オメガのお時計は、【オメガのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-omega.com
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
12:00 –お問い合わせデータを元に会議資料を作成しました。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
15:00 –担当の職人に修理状況の確認を行いました。
16:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
17:00 –会議に出席しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00 – 20:22
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