時計修理工房の近藤でございます、本日もたくさんのご来店誠にありがとうございます。
本日はお時計に使用されているパッキンをご紹介致します、宜しくお願いします。
今日のお写真【裏蓋のパッキン】
お時計には、ガラス、リューズ、裏蓋、プッシュボタンなど様々な部分にパッキンが使用されておりますが、
本日ご紹介するのは一般的な裏蓋のパッキンでございます。
お客様にお時計をお納めするときに、交換した部品でお返しができるものは全てご返却をしております。
その中で【この部品は何ですか?】とよく聞かれる部品があります、それが、【パッキン】でございます。
見た目は、輪ゴムに似ておりますので、【この輪ゴムは何ですか?】と聞かれる事もございます。
パッキンはお時計の機密性を高め、湿気や埃などが内部に混入しないようにする為に使用されております。
パッキンの素材のほとんどがゴム質でございます為、10年前後で劣化しボロボロになります。
そうしますと機密性が低下し、本来の防水性を活かしきれなくなります。
その為裏蓋を開封する時は劣化を防ぐオイルを塗るか、交換が必要になります。
電池交換などの軽修理でございますとオイルに浸して再利用する事もございますが、
基本的には交換が望ましいです。(オーバーホールを行う際は必ず全てのパッキンを交換致します。)
※お時計の電池交換をする際に、合わせて防水検査をご希望される場合は、
防水性を万全の状態で検査を行いませんと本当の性能が計測できない為、
また、計測中にパッキンが破損して一気にお時計内部に高い圧力が加わりますと、
ガラスが破損してしまう場合がありますので、合わせてパッキン交換をおすすめしております。
一度失ってしまった防水性能は取り戻せない事もございますので、お時計の防水性は大切にして頂き、
是非こまめにパッキン交換などのメンテナンスをお考え頂きたく存じます。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
11:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
14:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
15:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
16:00 –必要資材の発注を行いました。
17:00 –打ち合わせを行いました。
18:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00 – 21:00
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