今週も平日営業日を無事終了いたしました。たくさんのお問い合わせやご来店、誠にありがとうございました。今晩は雨風が激しい天候の名古屋市でございます。しかし、週末のクリスマスには天候も回復するようですので、お出掛けもお楽しみいただけることと存じます。クリスマスのお出掛けまでに間に合わせたい!とご希望いただいたお客様のお時計も、無事修理を完了し、本日の便でお手元へと旅立ちました。お受け取りが間に合うことと思い、一安心でございます。素敵な週末をお過ごしくださいませ。
また、明日23日(祝・金)を誠に勝手ではございますが、店休日とさせていただきます。翌日24日(土)は10〜17時まで営業しております。ご来店、お問い合わせを心よりお待ち申し上げます。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お時計にまつわるクリスマスのお話をご紹介致します。
今日のお写真【金の懐中時計】
※お写真は「Wikipedia 懐中時計」より引用
今週末はいよいよクリスマスがやってまいります。今年は連休とも重なり、例年より楽しみが広がりますね。
クリスマスにまつわるお話には様々ございますが、お時計が登場するお話といえば、アメリカの小説家、オー・ヘンリー作の『賢者の贈り物』。ご存知でしょうか?
私石川(いしかわ)は大学時代に、英文の授業で読んだ経験がございました。クリスマスのプレゼントにまつわる行き違いから、本当に価値があるものは何かを教えてくれる。そんなある聖夜の夫婦のお話でございます。
貧しい夫婦が互いにクリスマスプレゼントを贈ろうと、内緒で行動します。夫は、妻の長い髪に似合う櫛を買うために大切な金の懐中時計を売ります。一方妻は、夫の大切にしている金の懐中時計に合うチェーンを買うために自慢の長い髪を切り売ってしまうのでした。互いのプレゼントが行き違ってしまう、オチはなんだか切ないものですが、夫婦は大切なものを犠牲にしても、お互いを思う絆を確認する、素敵なクリスマスプレゼントになったのです。
夫の金の懐中時計。それは、彼のお祖父様とお父様から受け継いだ宝物でございました。当工房に集まるお時計の中にも、受け継いだものや遺品などの、唯一無二の思い出が詰まっているというエピソードがあるものも多くございます。家族やご友人、そして物語のように夫婦や恋人から贈られた大切なお時計も、頻繁にお任せいただいております。プレゼントは値段や品質で決まらない価値がございますね。お客様のお時計のひとつひとつに、大切な思い出や想いを繋いでいること。そのように貴重なお時計をお任せいただき、お直しを通じて、思い出や想いを修復し喜んでいただけることにあらためて喜びを感じます。今年も一年、およそ5,000本のお時計をすでにお任せいただきました。残り少ない本年の営業日でございますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ひとあしお先に、メリークリスマス!
今日の業務目標
- 修理が出来かねるお時計2件の、お客様にご報告とお時間の延長についてご連絡を行います。→完了いたしました。年末年始を挟んでしまい、長期戦となりそうですがお客様に快諾いただきました。諦めずに、提携先の職人さんすべてに相談いたします。
- 本日行うタスクを書き出し、実行いたします。→担当業務の6件中2件を完了しました。足りない部分は翌営業日に行います。タスクの可視化が大切であることを改めて学びました。
24日への引き継ぎ事項
- ご来店いただくお客様を心から歓迎し、ご対応いたします。
- 修理完了期日が近いもの、オーバーしてしまっているものについて職人さんに確認し、確実な期日を確認します。
日報作成時間
19:15 – 19:55
年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。
12月28日 10〜13時 短縮営業
12月29日〜1月4日 休業
1月5日〜 通常営業
皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。
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