時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。お客様のご紹介により、ご来店やお電話をいただくこともございまして、大変嬉しく存じます。有り難うございます。

さて、本日は RADO のオーバーホールとカンヌキ交換修理をご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。

今日のお時計【ラドー】

ご郵送にてお預かりしましたのは、スイスの名門、ラドーのひときわ鮮烈な個性を放つダイヤスターでございます。
サファイヤクリスタルの9面カットにより、文字盤のお色は角度によりブルーからパープルに輝く美しいお時計でございます

落下後、動かなくなりました。

お時計内部を拝見しましたところ、内部パーツのカンヌキ(リューズ操作時につづみ車を動かし、針回しやリセット〈秒針をストップさせる〉機能に関わるパーツ)の不具合が見つかりました。
内部パーツの修理には、工程上オーバーホールが必須でございますため、オーバーホールと合わせてカンヌキの交換をご提案させていただきました。
ご了承を得ましてから修理作業に入りまして、電圧調整や精度確認を行いつつ、不備がないかの点検作業を行いました。

本日、最終チェックも問題なく終わりましたので、S様にお電話にてご連絡を差し上げました。S様のお手許でこれからも時を刻み、末永くご愛用されますよう、心より願っております。
この度は大切なお時計をお預けくださり、誠に有り難うございました!

ブランド問わず、オーバーホールやお時計の不具合につきまして、是非お気軽にご相談くださいませ。

 

「ラドーのお時計は、【ラドーのための修理工房】のページでも受け付けております。」

より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。

https://wr-rado.com/

 

今日の業務目標

  • お時計のチェック作業を慎重に速やかに行います。

今日の業務スケジュール

10:00 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。
   お電話とメールにて修理完了しましたお時計とキャンセルのお時計お渡しのご連絡。
   窓口にて修理完了しましたお時計のお渡しと、修理ご依頼のお時計のお預かり。
   修理完了しましたお時計の梱包作業と発送準備。伝票発行。
   職人へ修理をお願いしますお時計の梱包作業と発送準備、納品書作成。
14:50 – 休憩をいただきました。
15:50 -修理完了しましたお時計の最終チェック作業。
   お客様へ修理完了のご報告とお届け予定のお伺い。
   職人に渡しますお時計の納品書作成。電話応対。
   無料梱包パックの発送ご依頼受付。
   窓口にて修理ご依頼のお時計お預かり。
19:00 – お預かりしましたお時計のレコード登録と状態確認、撮影作業、他。

日報作成時間

19:00 –  20:00

 

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 【時計修理工房】 柴野が執筆しました。

スタッフの柴野です。 幼い頃より懐中時計を眺めるのが好きでして、祖父の所持していたシンプルかつ実用的なオープンフェイスから始まり、現在は観賞用としてフルスケルトンを愛でております。 ゼンマイが巻き上がるところも全て魅せ、楽しませてくれます。 今後は更にお時計の知識を深めるとともに、お客様からも様々なことを学ばせていただきたいと存じます。 そして、少しでもお役に立てますよう、お時計への想いを大切に、お客様の笑顔をたくさん拝見できますように頑張りますので、ご指導・ご愛顧の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。 頼りになる職人が揃っておりますので、どのようなことでも、お気軽にご来店・ご相談くださいませ。

【時計修理工房】 柴野が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同