時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。ほんの一時ですが、雪が降りまして驚きました。

さて、本日は Paul Smith の電池交換をご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。

今日のお時計【 ポール・スミス 】

ご郵送にてお預かり致しましたのは、イギリスを代表するファッションブランド、ポール・スミスのJ524。ダークネイビーの文字盤に、ディスクアイズ・クロノグラフが目を引きます。そのデザインのごとく、裏蓋にはフクロウが繊細に描かれています。遊び心も存在感もありますカジュアルで格好良いお時計でございます。

お時計を拝見しましたところ、電池電圧の低下による動作の止まりでございましたので、電池交換をご提案いたしました。ムーブメントや回路を傷つけ無いよう、職人が手作業にて慎重に電池を取り外し、交換を行いました。
その後、10気圧の防水検査も問題なく完了し、正確な時刻を刻むように精度の調整・検査を行いました。

本日、最終チェックも完了し、さっそくH様に完了のご連絡をメールにて差し上げました。
この度は大切なお時計をお預けくださり、誠に有り難うございました!

クォーツのお時計は、電池が切れそうになりました時点でなるべくお早めに電池交換をおすすめいたします。クォーツは末期まで動いてしまいますので、速やかに交換していただくだけで、お時計は長持ちいたします。長らくご愛用いただくためにも、電池切れの際はご注意ください。

メーカー問わずお預かりしております。お時計の不具合がございましたら、是非お気軽にご相談くださいませ。

現在、大変多くご利用いただいておりますため、お見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

今日の業務目標

  • 納品作業を各種すみやかに行います。

今日の業務スケジュール

10:00 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
 お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡しのご連絡。
 本日発送します修理完了しましたお時計の梱包作業、伝票発行。
 お電話にてお客様より修理進行いただきましたお手続き。
 窓口にてお客様へ修理完了品をお渡ししました。電話応対。
15:00 – 休憩をいただきました。
16:00 – 無料梱包パックのご案内と受付入力作業。電話応対。
 職人の元より窓口へ到着する予定のお時計の確認と発送準備。
 修理不可となりましたお時計の別の職人への手配作業。
 キャンセルのお時計のお返し準備とお客様へ返却のご連絡。
 窓口にて修理完了品のお渡しと修理ご依頼のお時計をお預かりいたしました。
19:00 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
 お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡しのご連絡。他。

日報作成時間

19:40 –  20:10

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 【時計修理工房】 柴野が執筆しました。

スタッフの柴野です。 幼い頃より懐中時計を眺めるのが好きでして、祖父の所持していたシンプルかつ実用的なオープンフェイスから始まり、現在は観賞用としてフルスケルトンを愛でております。 ゼンマイが巻き上がるところも全て魅せ、楽しませてくれます。 今後は更にお時計の知識を深めるとともに、お客様からも様々なことを学ばせていただきたいと存じます。 そして、少しでもお役に立てますよう、お時計への想いを大切に、お客様の笑顔をたくさん拝見できますように頑張りますので、ご指導・ご愛顧の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。 頼りになる職人が揃っておりますので、どのようなことでも、お気軽にご来店・ご相談くださいませ。

【時計修理工房】 柴野が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同