時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。早くも11月が終わり、明日から12月になります。お客様から、年内の修理は可能ですか?との問い合わせをいただきますが、お見積りまでに最大で3週間いただいておりますので、修理完了は年明けになるかと存じます。お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、本日は CARTIER のオーバーホールと歯車交換、バックルの修理をご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。

今日のお時計【カルティエ】

フランスの高級時計ブランド、カルティエ。「Jeweller of kings , king of jewellers」と謳われます名門ブランドでございます。
今回お預かりしましたのは、パシャのメリディアン。GMT機能を搭載しました人気モデルでございます。地球儀のような文字盤デザインにビッグデイト、ベゼルの上半分は黒で下半分を白のスミ入れをされた、カルティエの魅力が光るお時計でございます。

パワーロスと、ベルトの修正でお困りでございましたので、まずはパワーロスについて職人がオーバーホールにて内部部品を丁寧に精査しましたところ、3番車(1時間に1回転します2番車と、1分間に1回転します4番車の歯車の間で、歯数比などを考慮し、調節している歯車)と、4番車が摩耗していることが原因とわかりました。
新しい歯車に交換しましてから正常に動くか確認作業を行い、バックルの中留補正も行いました。

問題なく最終チェックも完了し、大切に保管しております。T様、ご来店お待ちしております!

メーカー問わずお預かりしておりますので、是非お気軽にご相談くださいませ。

今日の業務目標

  • 保険を使われるお客様のお時計のお写真手配。

今日の業務スケジュール

10:00 – 修理不可のお時計の再チェックと他工房への依頼・仕分け作業。
11:00 – 無料梱包パックの新規受付とレコード登録。電話応対。
12:20 – 休憩をいただきました。
13:10 – お返しの準備が整いましたお客様へメールとお電話でご連絡。
14:00 – 本日ご郵送するお時計の最終チェックと梱包作業。電話応対。
17:00 – 保険を使われるお客様のお時計のお写真手配。電話応対。
18:00 – 窓口にて修理ご依頼、お時計のお預かり。
19:00 – 窓口にてお預かりしましたお時計のレコード登録・状態確認作業。

日報作成時間

18:30 –  19:00

年末年始休業のお知らせ

誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。

12月28日 10〜13時 短縮営業
12月29日〜1月4日  休業
1月5日〜      通常営業

皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 【時計修理工房】 柴野が執筆しました。

スタッフの柴野です。 幼い頃より懐中時計を眺めるのが好きでして、祖父の所持していたシンプルかつ実用的なオープンフェイスから始まり、現在は観賞用としてフルスケルトンを愛でております。 ゼンマイが巻き上がるところも全て魅せ、楽しませてくれます。 今後は更にお時計の知識を深めるとともに、お客様からも様々なことを学ばせていただきたいと存じます。 そして、少しでもお役に立てますよう、お時計への想いを大切に、お客様の笑顔をたくさん拝見できますように頑張りますので、ご指導・ご愛顧の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。 頼りになる職人が揃っておりますので、どのようなことでも、お気軽にご来店・ご相談くださいませ。

【時計修理工房】 柴野が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同