暖かくて過ごしやすい陽気でございましたね。弊社窓口の所在地、国際センター付近も鮮やかなピンクの梅の花が綺麗に咲いております。本日ご来訪いただいた職人W様の額が汗ばんでいらっしゃり、室内に留まっていた私にも外の気温の高さが伝わってまいりました。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様よりお預かりさせていただいたカルティエのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【カルティエ】

前回ベルトの交換をおまかせいただきましたI様より、再度お時計をお預かりすることとなりました。

「前回交換していただいた革ベルトなのですが、15分ほど格闘しても留めることができなくて・・・。」

大変申し訳ございません。お納めまでを担当させていただきましたのは私石川でございましたが、自らの腕にお時計を身につけての点検は行っておりませんでした。実際に身につけなければわからない細かい箇所まで目を、心を配らねばならないことを、I様のお時計を再びお預かりすることで気付くことができました。反省とともに、感謝の気持ちをお伝え致します。
また、ベルトは実際に腕に巻いてみると、新品の革ベルトがぴんと張って巻きづらいことの他に、ツク棒(ベルト留具の穴に挿すパーツ)がベルト穴に通しづらいことが発覚しました。使い慣れることの他にも解決策があるはず、と職人さんに相談し、ベルト穴を拡張することで改善を試みました。本日ベルト穴の加工が完了致しましたが、自身で腕に巻いても問題がないレベルまでお仕上げすることができました。
自信を持ってI様にお納めすることができます。明日、早速お電話でご報告を差し上げご郵送したく存じております。【17503】

今日の業務目標

  • 定例会議によりスタッフの人数が少なくなる時間帯がございますので、カバーできるよう時間を意識しながら業務を先取りしつつ進めてまいります。また、お電話や窓口でのお客様のご対応、職人さんへのご対応を積極的に行います。→奥平さんと協力しながら時間を意識し業務を進めることができました。

今日の業務スケジュール

10:00 – 修理を完了したお時計、修理が出来かねたお時計、また長らくお見積りに対してお返事をいただけていなかったお時計が窓口に多くございますので、お一人お一人のお客様に丁寧にご連絡しながらお納めの準備を行いました。結果、20本以上のお時計をお納めしました。
15:00 – 休憩を取りました。
16:00 – 引き続きお客様へのご連絡等を行いました。
17:00 – 職人W様のご対応を致しました。修理を完了したお時計5本を受け取りました。
18:00 – 研修に来ていただいた方に、本日郵送で到着したお時計の状態の確認等行っていただきましたのでフォローしておりました。

あすへの引き継ぎ事項

  • 本日修理を完了したお時計が大変多くございますので、明日も丁寧にお納めのための準備を行います。

日報作成時間

18:30 – 18:50

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同