時計修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお時計をお任せ頂き、誠にありがとうございます。
本日は、文字盤のリダン仕上げにつきまして、ご紹介させて頂きます。宜しくお願いします。
今日のお時計【SEIKO】
文字盤のリダン仕上げでございます。【ダイアルリダン】や【干支仕上げ】と呼ばれる事もございますが、シンプルにリダン仕上げと呼ばれる事が一番多いかと存じます。
本日のお写真は、岐阜県可児市よりセイコーのお時計をお任せくださいました、O様のお時計でございます。オーバーホール、風防の交換、文字盤おリダン仕上げ、ベルト交換を完了しております。※祖父様から譲り受けられた40年〜50年程歴史のあるお時計のメンテナンスをお任せくださいました。大切なお時計をお任せ頂き、誠にありがとうございました。
私は、この業界に入るまで、リダン仕上げの事を知りませんでした…
リダン仕上げをお任せ頂く機会は、月に数件でございます為、珍しい修理と言えます。
ご提案をさせて頂くまで、リダン仕上げの存在をご存知でないお客様も多くいらっしゃいます。
そんなリダン仕上げはどのような修理なのかと言いますと…
文字盤のリダン仕上げ
文字盤のリダン仕上げは、劣化や変色をしてしまった文字盤の修復に最適な修理でございまして、文字盤の比較的劣化していない部分の色を参考に、再塗装、再ロゴ入れを行い、新品のように修正を行う修理でございます。
汚れで醜くなりました文字盤に有効な修復作業でございますが、完全オリジナルに戻る訳ではございません。
経年変化により文字盤の変色が進んでいる場合は、時計本体ケースと文字盤の接触部分をお色の参考にさせて頂きます。
文字フォント・書体につきましては出来る限り元通りの物を採用致しますが、原型が不明な状態となってしまっている場合は、職人の任意にて決定をさせて頂きます。
少々理解するまで、お時間がかかる修理内容ですが、簡単に説明しますと、劣化してしまった文字盤を一度剥がし→再塗装+ロゴ入れを行い、新品の文字盤の様に作り変えてしまう、と言う様な修理でございます。
元のデザインを元に再印刷を行う為、オリジナル(純正)と100%同じと言うわけではございませんが、見た目は遜色ない程綺麗に仕上がるものでございます。※デザインにより完成度は異なります。
本来は、劣化した文字盤や、塗料が剥がれてしまった文字盤に使用される技術でございますが、近年は文字盤の色を好みの色に変える為にお任せ頂けるお客様も多く、需要の可能性を感じます。
特に多いのは、セイコー、ロレックスの文字盤の色の変更でございます。
ブランド問わず承れますのご興味のあるお客様は、是非一度、私近藤までお問い合わせくださいませ。
修理金額の概要
・文字盤のリダン仕上げ 30000円〜40000円
リダン仕上げに掛かる費用は、30000円代が多いです。特殊なデザインの文字盤は要見積もりとなります。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。11:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
14:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
15:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
16:00 –必要資材の発注を行いました。
17:00 –打ち合わせを行いました。
18:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
19:00 – 19:00
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