こんばんは、時計修理工房の椙山でございます。本日も様々なシチュエーションからわざわざお問い合わせいただき誠にありがとうございます。誠に遺憾ながら、私椙山はお品物の発送や到着のご連絡に携わる機会が少ないため、毎回表題のお時計と関係のない写真ばかりでございます。ご容赦いただけますと幸甚に存じます。

写真は、当店にお越しいただいたお客様とお話するため、ご相談をお聞きするためのスペースでございます。真ん中には、上面がふわっとした素材の「ビリヤード台」がございます…!(古いお品のため、玉が1箇所に集まるような機構はございません)是非ともご来店いただき、現物をご覧くださいませ。

今日のお時計【LOUIS VUITTON】

本日、LOUIS VUITTONのお時計の「ベルト交換」に関してご相談をお寄せいただきました、杉並区のM様。

今、ダミエみたいなベルトが付いているんだけど、ヴェルニみたいなベルトに交換したいんですが…

※「ダミエ」「ヴェルニ」はいずれもLOUIS VUITTONのお鞄によく見受けられるモデルのことで、ダミエは茶色の市松模様のような柄のモデル、ヴェルニは模様がエンボス加工されたエナメル素材を使ったモデルでござます。

誠に遺憾ながら、ブランド品の純正のベルトは、私どものような業者では入手することが出来ず、「コピー品を作らせない」という理由から、ブランドやメーカーが外部に一切流出させていないものでございます。当方をお選びくださった上でお力になれず誠に心苦しい限りでしたが、購入店様でのご相談をおすすめいたしました。

中には、ケースの形状とベルトの形があわなくて、別のモデルのベルトを付けることができない事例もございますし、ケースもベルトも合わせてデザインされておりますので、違和感を感じる仕上がりになってしまうこともございます。ただ、ご希望の通りに加工や交換をして、明らかに違和感のある仕上がりになると判断した際は、差し出がましいことではございますが、お見積りの段階でお伝えします。
長くご使用されるにあたって最善の選択を提案できるよう出来る限り努力を致しております、ちょっとした思いつきでも結構ですので、気軽にご相談いただけますと幸甚に存じます。

今日の業務目標

  • 休息と業務にメリハリをつける
    →業務が立て込んでしまい、ゆっくり休憩スペースで休めず、職人さんの工房の近くの公園でお昼ごはんをたべることになりましたが、併せて散歩をすることができたので、結果オーライかと思っております。

今日の業務スケジュール

10:00 – メールでのご質問にお応えしました。
11:00 – 定例会議のために資料を作成しました。
12:00 – お電話でのご相談を受けながら、職人さんの元へ行く準備をしました。
13:00 – 職人さんのもとで、修理のご提案を伺ってまいりました。
15:00 – 平野さんから、新しい業務のやり方を学びました。
17:30 – 窓口にお越しいただいたお客様とお話をいたしました。
18:00 – 定例会議の報告受け、全員で共有いたしました。

あすへの引き継ぎ事項

  • 18時ごろ、職人さんがいらっしゃる予定ですが、進捗状況によっては来週になるとのことです。
  • お見積りの文面を順次作成していきます

日報作成時間

19:50 – 20:20

 

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 椙山【時計修理工房】が執筆しました。

小さい頃から音楽や美術が好きで、それが高じ、大学はデザイン学部に入学。色彩感覚を養ったり、美術史や画像の加工方法を授業で学び、作曲や音響学を専攻する研究室で「図形楽譜」について造詣を深め、「DTM(作曲をおこなうソフトウエア全般)のグラフィカルユーザインターフェース」と「図形楽譜」は、どこでどう関連できるのか、今後どう関連していくか…等について研究しておりました。この大学卒業までの24年間、自分の好きなことにかまけてしまい、他人を思いやる気持ちや信頼を築く大切さを理解できませんでした。時計修理工房で、自分に欠けていたそれらを養わんとばかりに、日々研鑽しております。よろしくお願いします。

椙山【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同