こんばんわ、修理工房の椙山でございます。まだまだ悪天候が続き、雨を恐れて洗濯物は全て部屋干し。洋服はヌンッとしたにおい、お部屋には水のにおい、それぞれに嫌気が差す今日このごろ、部屋干し用の洗剤を購入するか否か、心が揺れ動く次第でございます。

今日のお時計【グランドセイコー】

福井はお休み、岸さんと平野さんが席を外していて石川さんが電話対応しているタイミングに、お客様のご来店が。たまたま業務にキリがついていた私が珍しく窓口でお客様のご相談を承りました。お持ち込みいただいたお時計は、とても珍しいグランドセイコー、弓カン(ベルトと本体の間のカバーのような部品)の曲線が通常とは異なる内向き。60〜70年代の赤い秒針の5スポーツにあこがれている私は、ちょっと興奮してしまいました。T様と、

今こんなデザイン、通らないよね。当時の最先端って感じがたまらないよ。

というお話ができました。デザイナーという存在が貴重だった時代、お時計のようなプロダクトデザインも、ポスターのデザインも、奇抜な、「攻めている」ようなデザインが積極的に採用されておりました。しかし今はデザイナーが多くなり、昔ほど貴重な存在でなくなりました。昔よりもクライアントの意見が強くなり、保守的な意匠が多くなったように感じます。

生まれるデザインも、時代によってどんどん変わっていきます、流行を追い続けるのもまたよし、変わりゆく中でお気に入りを見つけて深く潜ってゆくのもよし、みんな違ってみんな良い、でございますね。

 

過去、拝見したことのないデザインのセイコーでございますので、修理の案内がどうなるか、私もたのしみでございます!

今日の業務目標

  • すばやく、丁寧なメールを送信する
    →丁寧さに重きを置いてしまいましたが、緊急性を要するものから順に返信をし、本日中のご相談は返信できました

今日の業務スケジュール

10:00 – 事務所内の整理をしました
10:30 – 催事、生産、様々な業者様への質問や回答を電話でとりつぎました。
11:00 – 定例会議に向けて資料を作成いたしました。
13:00 – 持参の弁当を食し、窓口へご来店いただいたお客様の対応をいたしました。
14:00 – 見積の作成とご案内をいたしました。
15:00 – 懇意にしているお客様、業者様へお手紙をしたためておりました。
16:00 – データの整理を行いました。
17:00 – 修理完了したお品物の発送と、データ上の計算式を編集しておりました。
18:00 – 定例会議の報告を受けました。

日報作成時間

19:00 – 19:40

 

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 椙山【時計修理工房】が執筆しました。

小さい頃から音楽や美術が好きで、それが高じ、大学はデザイン学部に入学。色彩感覚を養ったり、美術史や画像の加工方法を授業で学び、作曲や音響学を専攻する研究室で「図形楽譜」について造詣を深め、「DTM(作曲をおこなうソフトウエア全般)のグラフィカルユーザインターフェース」と「図形楽譜」は、どこでどう関連できるのか、今後どう関連していくか…等について研究しておりました。この大学卒業までの24年間、自分の好きなことにかまけてしまい、他人を思いやる気持ちや信頼を築く大切さを理解できませんでした。時計修理工房で、自分に欠けていたそれらを養わんとばかりに、日々研鑽しております。よろしくお願いします。

椙山【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同