時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。
さて、本日は ロレックスのオーバーホール、ゼンマイ交換修理をご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。
ブログに関しましては、毎月500本ほどお預かりしておりますお時計の、ほんの一部を各スタッフが掲載させていただいております。お読みいただき誠に有り難うございます。
今日のお時計【 ROLEX 】
ご郵送にてお預かりしましたのは、オイスターパーペチュアル デイト 6517。オールドタイプのレディースウォッチでございます。美しいホワイトゴールドベゼル、ブルーグレーの文字盤にシルバーのバーインデックスが輝き、5連ブレスレットはエレガントさを醸し出しています。
地元でオーバーホールをお願いしたところ、切替車が摩耗しているが、部品が調達出来ないとのことでした。調達可能ならば、見積りの上、オーバーホールをお願いしたいと思っております。
お時計内部を拝見しましたところ、内部部品が全体的に摩耗しておりました。オールドタイプの為、現在メーカーでは修理受付不可のモデルでございます。そのため、不具合を起こしている部品は、研磨を行い、修正して使用いたします。
切替車は交換せずとも修正で問題はございませんが、ゼンマイの著しい劣化が見受けられました。近い将来ゼンマイが切れますと、再度オーバーホールが必須になりますので、今回オーバーホールと合わせて交換されることを強くお勧めいたしました。同規格同素材のもので厚み、長さの同じゼンマイを用いて交換を行います。
オーバーホールとともにゼンマイ交換の修理を進行をいただき、さっそく職人に任せ、内部の機械を全て分解し、部品の修正、新たな交換部品とともに一つ一つを丁寧に掃除したのち、お時計内部の部品同士の摩耗を減らすための新しい油を丁寧に挿し直しながら、すべての部品の組み直し作業を行いました。
全て手作業で一人の職人が行いますため、長らくお時間をいただきましたが、正確な時刻を刻むように精度の調整も無事完了いたしました。
これにより、I様の大切なお時計もこの先長らく快適にご愛用いただけるものと存じます。
先日、お時計の最終チェックが完了しましたのち、I様にメールにて修理完了のご報告を差し上げました。この度は大切なお時計をお預けくださり、誠に有り難うございました!
現在、大変多くご利用いただいておりますため、お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
時計修理金額の概要
- オーバーホール
- 巻真交換
今回の修理金額は6万円台でございました。
※お時計のモデルや修理内容により金額は変動いたしますので、まずはお見積もりをご依頼ください。
お見積もりまでは無償でございます。(お返しの送料はご負担いただいております。)
「ロレックスのお時計は、【ロレックスのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-rolex.com/
今日の業務目標
- 慎重に完了品チェックをし、お届けまでのフローをスムーズに行います。
今日の業務スケジュール
10:00 – 窓口でのお引き取りのお時計の準備。電話応対。
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
本日発送します修理完了しましたお時計の伝票発行、発送準備。
14:50 – 休憩をいただきました。
15:45 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
無料梱包パックの受付、レコード登録作業。電話応対。
お見積の作成、お客様へメールにてご連絡。
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
19:00 – お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
日報作成時間
19:15 – 19:55
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